2009年1月6日火曜日

お正月の晩餐~我が家編~

年明け1月2日の我が家の夕飯です。丑年にちなんで、というわけではありませんが、ビーフステーキ、きのこのソースとグリーンペッパーがけ。お供は大事にしていたBAROLO。やはり牛肉料理にあいます。イタリアでのお正月、キングオブイタリアンワインとも呼ばれるBAROLOでちょっぴりおとそ気分。

さて、記事にて一部コメント返ししたいと思います。イタリア語にも「おごそか」を意味する言葉がいくつかあるようです。たとえば「solenne」(ソレンネ)。この地に暮らし始めてはや2年。葬儀と結婚式以外でおごそかな場面にでくわしたことがない故、「おごそか」を意味する言葉を使ったことも、辞書で探したことも今の今までありませんでした。NATALE(ナターレ、イタリア語でクリスマスの意)に限っては、すこし「おごそか」な雰囲気が漂っていましたが。というのも、この日ばかりは静かなんですね。もともとクリスマスはキリストの誕生日ですよね。イタリアはカトリックの国でありますが、クリスマスの宗教色は年々かなり薄くなっているようです。クリスマス前は街中はプレゼントを買い求める人々でいっぱいであったところを見ると、宗教的行事というよりは商業性を強く帯びたイベントに変異してしまった、変異し続けているという印象を、私個人としては受けました。現に、24日の夜に「何時に教会に行くの?」と義母に尋ねたところ、「教会には私たちは行かないのよ。人がいっぱいで込んでいるから。」とのこと。ただ、家族揃ってお祝いをするという点では、日本のお正月に似ている点かもしれませんね。伝統料理の継承については、私も危機感を感じています。伝統うんぬん以前に、我が家の場合は「板長」は主人、私は掃除主任と役割がなんとなく固定してしまっています。私たちの日常生活のスケジュールの事情によりやむを得ずこういう生活パターンをとっていますが、できるだけ近い将来、これは変えたい部分です。2009年にこの変革が実現するかどうかはわかりませんが。

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